2024年07月04日

     平成25(2013)年4月にHPVワクチンが定期接種化されてから、接種部位以外の広範囲で持続する疼痛等が報告されました。これを受け、国の専門家の会議において、定期接種を中止するほどリスクが高いとは評価できないが、接種部位以外の体の広い範囲で持続する疼痛の副反応症例等について十分に情報提供できない状況にあることから、接種希望者の接種機会は確保しつつ、積極的な勧奨が一時差し控えられました。
     その後、HPVワクチンの安全性についてさまざまな調査・研究が行われ、HPVワクチンの接種の有無に関わらず、HPVワクチン接種後に報告されている症状と同様の「多様な症状」を呈する者が一定数存在することが明らかとなり、HPVワクチン接種と接種後に生じた症状との因果関係があるとはいえない状況にあること、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ることから専門家の意見を踏まえ、令和4(2023)年4月より積極的勧奨が再開されています。

     

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