2024年06月24日

    豪華絢爛な山車(岐阜県指定重要有形民俗文化財)が町内を練り歩きます

    曳き揃え会場1夜山車今町

     毎年5月3日に行われる竹鼻まつりは、竹鼻町にある八劔神社の祭礼。江戸時代に起源をもつ豪華絢爛な山車(岐阜県指定重要有形民俗文化財)が町内を練り歩きます。山車は全部で13輌あり、約半数ずつが隔年交互に曳行されます。山車はきらびやかな大幕・見送り幕をまとい、からくり人形や子どもの手踊りなどが奉芸され、一大絵巻を繰り広げて盛大に行われます。芸術的にも大変すばらしいものです。

    竹鼻まつりの由来と変遷

     竹鼻の氏神八劔神社の祭神は日本武尊。天正9年(1581年)竹ヶ鼻城主不破源六により居城の守護神として現在地に遷座されて以来、400年以上に及ぶ。

     遷座当時は室町幕府の末期にあたり、当時の居城の跡地は諸説あるが、城下町にあたる「上城町・下城町」の中間地点の西北あたりであろうと言われている。

     さらに現在竹鼻の東部を流れる「逆川」は城の外堀であったが、後世太閤秀吉による水攻めで落城し、今は城跡は無い。

     その祭礼は江戸時代により明治の中期までは、実りの秋に行われていたが、周辺の村祭と重なるので明治35年より春に変わり、戦後、国の祝日にあわせて本楽をこどもの日の5月5日とし、さらに大型連休の初日5月3日になった。

     まつりを飾る山車は13輌。内、濃尾大震災の消失を免れた約半数は、宝暦より天保年間の製作のもので、大垂れ幕類は鮮明な織りで、5輌の唐繰り人形も精緻を極めるなど、全13輌が県指定重要有形民俗文化財に指定されており、半数ずつ隔年交互曳行されている。

    竹鼻まつりで曳行される山車の展示

    まつりで曳行される山車は、竹鼻まつり山車会館にてご覧いただけます。

    竹鼻まつり山車会館(羽島市ホームページ)

    竹鼻まつりに関するお問い合わせ先

    竹鼻まつり振興会事務局(羽島市商工観光課内)

    電話:058-392-9943

    羽島市観光協会

    電話:058-322-2303