2025年01月17日
「地震に備えて」パンフレット
市では、地震対策をわかりやすく解説した防災啓発パンフレットを作成しました。
地震が発生した時に被害を最小限に抑えるには、一人ひとりがあわてず適切な行動をとることが大切です。そのために、地震について知っておきましょう。
なお、このパンフレットは、令和2年6月に「羽島市洪水ハザードマップ」とともに全戸配布しています。令和6年3月に「わが家の地震対策」の内容を一部修正しました。
「地震に備えて」の内容
1.マグニチュードと震度
地震の規模はマグニチュード(M)で表されます。マグニチュードが0.2上がれば約2倍、1.0上がれば約32倍のエネルギーを持ちます。
また震度とは、ある地点で感じる揺れの強さを数字で示したものです。マグニチュードが大きくても震源から離れていれば、震度は小さくなります。
2.市に影響のある主な地震
- 養老-桑名-四日市断層帯地震
震度については、市内のほとんどの地域において、震度6強の揺れが予想されています。
液状化については、市内全域において、「液状化が発生する可能性が高い」と予測されています。
- 南海トラフ地震
震度については、市内全域において、震度6弱の揺れが予想されています。
液状化については、市内全域において、「液状化が発生する可能性が高い」と予測されています。
3.南海トラフ地震臨時情報について
南海トラフの想定震源域またはその周辺で地震が発生した際に、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報」が発表されることがあります。
この情報が発表されたときには、連動して起きる大規模地震への防災対応をとる必要がある場合がありますので、防災対応の流れについて確認しましょう。
4.わが家の地震対策
阪神・淡路大震災では家具の転倒や家屋の倒壊により、圧死・窒息死した人の割合が80%を超えています。
家具の配置に注意するとともに、しっかりと固定し転倒を防ぎましょう。また、必要に応じて家屋の耐震改修を行いましょう。
5.地震が起きたら
地震が起きたら、まず最初に身の安全を確保しましょう。
また、余震がおさまってからの避難生活は、在宅避難が基本です。自宅の倒壊等により在宅避難が不可能な場合は、指定避難所等に避難しましょう。
在宅避難の備え
在宅避難とは、災害が起きた時に、自宅で避難生活を送ることです。
在宅避難は、住み慣れた環境で生活できることやプライバシーが確保できることのほか、感染症リスクの低減などが期待できます。
そのため、ご自身や家族、自宅の安全が確保できれば、在宅避難も選択肢の一つとなります。
食料などの備蓄
家族構成や健康状態などを考慮して、最低7日分以上の飲料水、食料、生活物資の備蓄を行いましょう。
普段の食料品などを少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで一定量の備蓄を保つ「ローリングストック」を心掛けましょう。
分散避難システム
「分散避難システム」とは、災害時において市町村が開設した避難所以外に避難している方(ご自宅、友人親戚宅、車中泊、ホテル等)の情報を把握し、安否確認するシステムです。
このため、災害時に自宅や親戚宅、ホテル等の避難所以外へ避難される際は、安全を確保したうえで、自身のスマートフォンなどから避難の状況について、本システムを利用して登録をお願いします。
なお、本システムは、岐阜県が整備し運用を開始しました。詳細については、岐阜県ウェブサイト「避難所外への避難(分散避難)について」を確認してください。