[2022年1月27日]
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
みなさんは、羽島市民の主な死因をご存知ですか。
答えは、1位がん 2位心疾患 3位脳血管疾患です。(参考:岐阜地域の公衆衛生2020)
心疾患、脳血管疾患を引き起こす大きな要因は、血管内皮障害による動脈硬化です。そして、この動脈硬化を進行させてしまうのが、高血圧症、脂質異常症(高脂質血症)、糖尿病といった生活習慣病です。
最近ではメタボリックシンドロームという言葉が一般的になってきました。
メタボリックシンドロームは、「内臓脂肪症候群」とも呼ばれ、生活習慣病(高血圧症、脂質異常症(高脂質血症)、糖尿病)が重なって起こっています。
羽島市では、4人に1人がメタボリックシンドローム該当者と県内ワースト1位になっています。(令和2年度年度国民健康保険:特定健診結果より)
生活習慣病を予防し、メタボリックシンドローム予防へとつなげましょう。
腹囲を必須項目として、高血圧・脂質異常・高血糖を合併した状態がメタボリックシンドロームに該当します。
メタボリックシンドローム該当者=内臓脂肪型肥満+高血圧、脂質異常、高血糖のうちの2つ以上に該当
メタボリックシンドローム予備群=内臓脂肪型肥満+高血圧、脂質異常、高血糖のうちの1つに該当
腹囲 (内臓脂肪型肥満の目安):男性85cm以上、女性90cm以上
血圧:収縮期(最高)血圧130mmHg以上かつ/または拡張期(最低)血圧85mmHg以上
脂質:中性脂肪150mg/dl以上かつ/またはHDLコレステロール40mg/dl未満
血糖:空腹時血糖110mg/dl以上
内臓脂肪型肥満を判断するポイントは、腹囲です。
腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の方は内臓脂肪型肥満と判断されます。
内臓脂肪は皮下脂肪と比べて、たまりやすく減りやすいという特徴をもっています。内臓脂肪がたまる原因は、食べ過ぎや運動不足などの生活習慣の積み重ねです。
生活習慣を改善することで内臓脂肪を減らし、メタボリックシンドロームを予防改善することができます。
日頃から体を動かす習慣を持つことで、内臓脂肪が消費されます。また、エネルギー代謝がよくなることで脂肪がつきにくい体を作ることができます。
その結果、高血圧や高血糖などの予防につながります。
食べ過ぎや欠食、寝る前2時間の食事などは、内臓脂肪を増やす原因です。1日3食規則正しく食べ、腹八分を心がけましょう。ゆっくりよく噛み、食べ方や食べる時間に注意することで、内臓脂肪を増やさないようにしましょう。
お腹まわりについたお肉が気になっている方は、この機会に日ごろの生活習慣を振り返ってみましょう。そして、できることから改善していきましょう。
健康診断の結果は、日頃の生活習慣を映し出す鏡です。生活習慣病は、ほとんどの場合、自覚症状のないまま進行します。生活習慣を見直し、改善することで病気を未然に防いだり、重篤になる前に治療することができます。
年一回、自分自身の体の状態を知るために、健康診断・健康診査を受けましょう。
羽島市役所健幸福祉部子育て・健幸課
電話: 058-392-1111
ファックス: 058-391-5934
電話番号のかけ間違いにご注意ください!