2023年12月05日
「円空さん」をご存じですか?
羽島の人は親しみを込めてこう呼んでいます。
「円空さん」は江戸時代、諸国を遊行し、その生涯に12万体もの仏像を彫ったとされる謎に包まれた修行僧です。彼の彫った仏像は「円空仏」と呼ばれ、独創的で力強く、それでいて素朴な美しさに満ちていて、仏像としてはもちろんのこと芸術としても大変注目されています。
ここ羽島市は「円空上人生誕の地」とされており、円空仏も数多く残されています。
中観音堂・羽島円空資料館
円空上人生誕の地「はしま」で最も多くの円空仏が安置されている中観音堂・羽島円空資料館では、本尊の十一面観音像をはじめ17体の円空仏(県重要文化財)を間近に見ることができます。
薬師寺
薬師如来像をはじめ、9体の円空仏(県重要文化財)が安置されています。中でも、薬師三尊像と護法神像は、円空上人初期の作品の内でも最も優れたものだといわれています。
金宝寺
如来像は、市文化財に指定されています。
また、このお寺はこの地を治めていた八神城主毛利氏の菩提寺でもあり、ここから東へ300m程のところには八神城跡があり、小高い丘に大銀杏がひっそりと立っています。(県史跡・市天然記念物)
徳林寺
不動明王像は、市文化財に指定されています。