2022年01月28日

    濃尾大花火(一宮市・羽島市市民花火大会)の大会運営を終了

     羽島市花火大会実行委員会は、濃尾大花火(一宮市・羽島市市民花火大会)について、平成30年度の開催を最後として共催から撤退し、大会運営を終了することを正式に決定いたしました。花火大会の再開を心待ちにされてきた皆さまには申し訳ございませんが、何とぞご理解くださいますようお願いいたします。

     長年にわたり、大会運営にご協力・ご支援いただいた全ての皆さまに、心より感謝を申し上げます。 

     羽島市花火大会実行委員会 会長 髙木 力

    終了に至る経緯

     これまで、岐阜県警察本部や羽島市消防本部の指導を仰ぎながら、堤防道路上における緊急車両通行路の確保を始め、照明の設置や座り込み防止の呼びかけによる滞留抑止、警備・誘導スタッフの増員、周辺道路や堤防階段の時間帯規制など、さまざまな対策を講じ、安全な大会運営に努めてきました。

     県内外から多くの方々にお越しいただけるイベントへと成長した一方で、近年では、雑踏事故が発生しかねない観覧者の滞留や、花火の燃え殻が保安距離を超えて観覧エリアに落下した事案も発生するなど、安全確保については限界を迎えつつありました。

     花火大会会場の収容人員に余裕は無く、保安距離を拡大することも困難な中、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響も重なり、不特定多数の人が集まる中での「3密」を避けた開催は、見通しが立たない状況となっています。

     当実行委員会では、会場の混雑状況や事故の懸念、安全対策にかかる費用の増大などの事情を総合的に勘案した結果、これ以上の継続は難しいとの結論に至り、一宮市側の主催団体に対して共催撤退に関する申し入れを行い、 大会を終了することとしました。

     

    今後の対応

     濃尾大花火の終了に伴い、当実行委員会は清算事務の完了をもって解散いたします。

     なお、残余財産については、新型コロナウイルス感染症終息後の代替イベント開催などを目的とした観光振興のため、羽島市へ寄附することといたします。