ページの先頭です

国の天然記念物 イタセンパラについて

[2017年9月22日]

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

イタセンパラとは

○名前・形態

イタセンパラは、日本固有種である淡水魚です。

名前の由来は、「板」のように平らで、繁殖期(秋)に「鮮」やかな紫色のお「腹」になるため、「板鮮腹(いたせんぱら)」とよばれています。

産卵期である秋になると、オスの体には鮮やかな紫紅色の婚姻色が表れ、メスの腹部からは産卵管と呼ばれる細い管が伸びます。

 

イタセンパラ

産卵期(秋)のイタセンパラ

 

○生息地

泳ぐ力が弱い淡水魚であるため、水の流れが急な箇所では生息できません。

河川敷内の流れが緩やかなワンド(本川のそばにある大きな水たまり)などに生息しています。

産卵期には、イシガイやドブガイなどの二枚貝の中に卵を産みます。

 

 

○分布

大阪府の淀川水系、富山県万尾川水系、そして木曽川水系の3ヶ所の狭い範囲のみに生息しています。

濃尾平野ではかつて、多くの水系に生息していました。かつては、市内の水路などにも生息し、いたるところで生息していました。

※国土交通省木曽川上流河川事務所が平成20年(2008年)に実施した「河川水辺の国勢調査」等において、木曽川の両岸(羽島市及び愛知県一宮市)で15年ぶりに生息が確認されました。

 

イタセンパラは、絶滅危惧種に指定されています。

イタセンパラは、国の天然記念物、国内希少種野生動植物種、国のレッドリスト絶滅危惧種IA類に指定され、絶滅が危惧されています。

 

○考えられている主な減少要因

 ①密漁 

 ②生息環境の悪化 (水質汚濁、水路のコンクリート化、ワンドの減少または状態の変化)

 ③外来魚(ブラックバス等)の影響

 

※「生物多様性」について

イタセンパラの生息には、二枚貝のいる環境が必要となりますが、ヘドロ化した水底では、二枚貝は生息できません。二枚貝は、水底が砂や砂泥の場所に生息します。

イタセンパラは、藻類を食べ、卵を二枚貝に産み付け、二枚貝の幼生(子どものこと)は、ヨシノボリ類(魚の種類)に寄生する、というように他の生物と強くつながりあっています。

イタセンパラを保護するということは、この生物のつながり「生物多様性」を守ることともいえます。

 

図書館・学校でイタセンパラの泳ぐ姿が見られます!

市では、「環境省中部地方環境事務所」から貸与していただき、「図書館と木曽川流域周辺の小学校」において、イタセンパラの展示・飼育しています。

また、飼育については、「岐阜県水産研究所」の指導を受けています。

※許可なく、イタセンパラの捕獲・飼育は禁止されていますので、ご留意ください。

 

<飼育・展示場所>

○平成28年9月30日(金)~ 図書館(受付カウンター前)、正木小学校(職員玄関付近)

○平成29年秋ごろ~ 中央小学校、桑原学園前期過程

 

※図書館は、どなたでもご覧いただけます。(開館時間中に限ります)

  図書館ホームページ→https://www.lib100.nexs-service.jp/hashima/

※各学校での観覧には、制限があります。ご了承ください。

※図書館・正木小学校については、「清流の国ぎふ森林・環境税」を活用して行います。

 

※岐阜県は平成24年度からイタセンパラの保護事業を行っており、環境省から貸与されたイタセンパラの繁殖等の研究が行われています。事業内容は、岐阜県水産研究所に野外池を整備し、生息域外で飼育繁殖技術の確立を目指し、本来の生息地に野生復帰させることも視野に入れ種の保存を図ることです。この事業の中で育ったイタセンパラを羽島市で飼育・展示しています。

 

図書館の展示の様子

正木小学校受け渡し式の様子(平成28年9月30日)

羽島市の取り組み

羽島市では、国の天然記念物イタセンパラについて、「図書館及び木曽川流域周辺の小学校での飼育・展示」のほか、下記の取り組みを行っています。

 

・関係団体とともに「木曽川イタセンパラ保護協議会」に加盟し、木曽川パトロール活動を実施

・市民を対象とした「イタセンパラ塾」の開催(10月頃)

 

これらの取り組みや学校が行う総合学習によって、市民が生息環境などに興味をもち、保護活動や環境教育につながっていくことを期待しています。

 

木曽川パトロール活動

総合学習

ご意見をお聞かせください

  • このページは役に立ちましたか?

  • このページは見つけやすかったですか?