2025年06月10日

    部活動の新たなステージへ、地域で育つ学びの場

     羽島市では、令和3年度から総合型地域スポーツクラブによる中学校・義務教育学校の運動部活動の地域展開を進めてきました。令和6年度末には、市内全学校の全47運動部活動が、地域展開を完了しています。

     これまで市内3つの総合型地域スポーツクラブ(はしまモアスポーツクラブ・はしまなごみスポーツクラブ・はしま南部スポーツ村)が担っていた運営は、令和6年10月に設立された「一般社団法人スポーツクラブ840(ハチヨンマル)」へ引き継がれ、令和7年度から運営の主体となりました。

     スポーツクラブ840は、これまでの運動部活動に加えて、文化部活動の地域展開も担当。令和7年度からは、まず美術部・茶華道部の2クラブが地域での活動を開始しており、今後、残る文化部活動についても段階的に地域展開を進めていく予定です。

    柔道クラブハンドボールクラブ茶華道クラブ美術クラブ

    スポーツクラブ840とは

     スポーツクラブ840は、地域住民が主体となって運営し、以下の4つの理念のもと、活動を展開しています。

    • 豊かな地域コミュニティの創造
    • いつでも、どこでも、だれもが、いつまでもスポーツ・文化芸術を楽しめる社会の実現
    • 活力ある児童生徒の育成
    • 羽島市民の健康の保持増進

    詳しく知りたい方は、スポーツクラブ840ホームページをご参照ください。

    羽島市における地域展開の特色

     地域展開されたクラブ活動が、学校部活動の代替ではなく、子どもたち一人一人の興味・関心に応じた多様な学びと体験の場となることを目指しています。
     羽島市の地域展開には、次のような特色があります。

    1. 校区を越えた参加が可能(運動・文化クラブ共通)
      生徒が通う学校に当該クラブが設置されていなくても、他校のクラブに加入することができます。
    2. 専門的な指導の継続的な実施(運動・文化クラブ共通)
      地域の専門的な指導者から、継続的に質の高い指導を受けることができます。
    3. 複数のクラブに所属が可能(運動・文化クラブ共通)
      複数の競技や分野に挑戦できるよう、多様な選択肢の確保に努めています。
    4. ニーズに応じた多様な体験活動の提供(文化クラブ)
      生徒の希望や関心に応じて、学校の部活動では得られない、地域ならではの多様な体験機会を提供しています。