2023年10月25日

    羽島市教職員の働き方改革

    羽島市教職員の働き方改革2024   

     羽島市では、教職員が心身の健康を保ち、誇りとやりがいをもって勤務し、子どもたちと向き合う時間が創出できるよう、重点項目を設定し、働き方改革を進めています。ご理解とご協力いただきますようお願い申し上げます。
     

    令和5年度の実績

     【重点項目】

    1 「時間外勤務時間上限45時間/月・360時間/年」
    2 「ハラスメントやメンタル不調の迅速な解決」
    3 「部活動の休養日の設定」

     

    1.時間外勤務時間が、月平均45時間未満の職員数
       R元年度 令和5年度(2月末まで) 
     月平均の時間外勤務時間  50時間36分  39時間38分
     月45時間未満の教職員の割合  41%  60%

     教育活動の見直しや改善等の不断の努力により、組織や教職員一人ひとりの意識が高まり、成果が現れています。

     

    2.職場の対人関係のストレス(ストレスチェック12月に実施)

     ストレスチェック調査では、職場の対人関係について高いストレスを感じている職員は9%でした。教育委員会では、令和5年度に「羽島市立学校教職員不祥事防止委員会」の立ち上げや「職場環境を悪化させる行為の防止及び対応に関する指針」を定め、市立学校に周知しました。

     

    3.部活動の平日1日、休日1日以上の休養日の実施学校数

     「岐阜県中学校部活動指針」及び「羽島市中学校部活動指針」に基づき、すべての中学校で、休養日の設定、実施ができています。

    令和6年度の重点項目

     「部活動の休養日の設定」については、すべての中学校において、設定・実施されているため、今年度は重点項目を次の2つとします。

     1.時間外勤務時間上限45時間/月・360時間/年
     2.ハラスメントやメンタル不調の迅速な解決

     

    令和6年度の具体的取組 (羽島市教育委員会及び各学校)

    1.時間外勤務時間の上限を45時間/月・360時間/年

    <学校による取組>

    • 職員の出退勤(休日も含めた)の正確な記録と管理職による職員の勤務把握
    • 毎月、時間外勤務時間の検証とその改善策の周知
    • 早帰りの日(午後6時退勤:水曜日、8の付く日等)の設定
    • 留守番電話による対応(早帰りの日は午後6時、他の日は午後7時に設定)
    • 教育的活動、会議、研修等の精選や日課表の不断の見直し
    • 会議資料のデジタル化による印刷、丁合時間の短縮や会議の終了時刻の設定

    <個々による取組>

    • 仕事の優先順位決定や精選によるタイムマネジメント
    • 学習支援アプリを活用し、教材研究・授業準備時間の短縮
    • 自己研鑽、研修参加による指導力、事務処理能力の効率化

    <地域、保護者との連携>

    • コミュニティ・スクールによる外部講師の活用
    • 「すぐーる」による出欠席報告、保護者への連絡

    <教育委員会>

    • スクールサポートスタッフの増員
    • 市主催の会議の精選、調査報告の簡略化

    2.ハラスメントやメンタル不調の迅速な解決
    <学校による取組>

    • 「職場環境を悪化させる行為の防止及び対応に関する指針」を活用し、不祥事の根絶に向けた研修の実施
    • 月1回、コンプライアンスに関わる振り返りの実施
    • 管理職との定期的な面談の実施
    • 月80時間を超えた場合の管理職との面談実施
    • 校内の相談係(ハートフルスタッフ)の明確化
    • 教育委員会をはじめ、県や市の相談窓口の周知

    <教育委員会>

    • 「羽島市立学校教職員不祥事防止委員会」による不祥事の未然防止対策や体制の構築

    令和06年羽島市の働き方改革(pdf形式:926KB)