子どもを育てることは、たくさんの人たちがしているごくあたりまえのことのように見えます。しかし、何らかの理由で子どもを育てることが難しくなることは、誰の身にも起こりうることではないでしょうか。
親の離婚や、家出、病気、虐待などさまざまな事情で、両親といっしょに生活することができない子どもがいます。そのほとんどは、乳児院や児童養護施設で生活しています。こうした子どもを一般の家庭で預かり、温かい雰囲気の中で家族とともに生活してもらうのが里親制度です。
里親になるのに特別な資格は必要ありません。里親に望まれることは、子どもが大好きであること、健康的で明るい家庭であることです。
また、里親に類似したもので、里親登録されていない一般の人がボランティアで子どもを預かることができる制度があります。