2025年06月25日

    風水害について知ろう

     風水害とは、強風や大雨によって起きる自然災害です。

     日本では、台風や集中豪雨などにより、毎年のように大きな被害を受けています。

     頻発する風水害から身を守るために風水害に関する基礎知識を身につけましょう。

     

    気象情報の見方

    雨の強さと降り方(単位はmm)

     

    やや強い雨 

    1時間雨量

    10以上~20未満

    ザーザーと降る

    地面からの跳ね返りで足元が濡れる

     強い雨

    1時間雨量

    20以上~30未満

    どしゃぶり

    傘をさしていても濡れる

     激しい雨

    1時間雨量

    30以上~50未満

    バケツをひっくり返したように降る

    道路が川のようになる

     非常に激しい雨 

    1時間雨量

    50以上~80未満

    滝のようにゴーゴーと降り続く

    傘は全く役に立たなくなる

     猛烈な雨

    1時間雨量

    80以上

    息苦しくなるような圧迫感がある

    恐怖を感じる 

     

    風の強さと吹き方(単位はm/秒)

     

    やや強い風 

    平均風速

    10以上~15未満 

    風に向かって歩きにくくなる

    傘がさせない

     強い風

    平均風速

    15以上~20未満 

    風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出る

    高所での作業は極めて危険

    非常に強い風 

    平均風速

    20以上~25未満  

    何かにつかまっていないと立っていられない

    飛来物により負傷の恐れがある

    平均風速

    25以上~30未満  

    屋外での行動は極めて危険

    走行中のトラックが横転する

    猛烈な風

    平均風速

    30以上~35未満   

     多くの樹木が倒れる 

    平均風速

    35以上~40未満  

    建造物の外装材が広範囲にわたって飛散し、

    下地材が露出するものがある

    平均風速

    40以上

    住家で倒壊するものや 、鉄筋構造物で変形

    するものがある

     

    台風の大きさと強さ

     強風域(風速15m/秒以上の風が吹く広さ)の半径で「大きさ」を、最大風速で「強さ」を表します。

      台風の大きさ        強風域の半径    

      大型

     (大きい)      

    500km以上800km未満        

      超大型

     (非常に大きい)

     800km以上

     

       強さ     最大風速 単位 : m/秒   
      強い  33以上~44未満 
      非常に強い   44以上~54未満 
      猛烈な   54以上

     

    集中豪雨

    局地的大雨(ゲリラ豪雨)

     大雨や洪水の注意報・警報が発表される気象状態でなくても、単独の積乱雲が発達して急に強い雨が降り、河川や水路が短時間に増水するなど急激な状況変化により重大な事故を引き起こすことがあります。

     

    線状降水帯

     次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなし、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞した線状に伸びる雨域のことで、大きな災害の要因となる集中豪雨を引き起こすことがあります。

     近年、大きな被害をもたらす豪雨が発生しています。線状降水帯による大雨の可能性など最新の気象情報や避難情報に注意しましょう。

     

     風水害への備えについては、下記リンクをご参照ください。

     風水害に備えて

     台風に備えて