2023年05月12日

     5月8日から、新型コロナウイルス感染症は季節性インフルエンザと同分類の5類感染症に位置づけられました。5類移行に伴う対応は次のとおりです。

     なお、掲載する情報は国の通知などで判明次第、適宜最新のものに更新いたします。

     

    5類移行に伴う対応

    項目 5月8日以降の対応
    陽性者へ保健所からの療養・外出自粛要請 要請なし
    無料検査 終了(自費で検査は可能)
    医療費負担(外来・入院) 自己負担分あり

    患者負担を軽減するため、次の部分は公費支援などとなる場合があります。(注意1)

    • 一部の高額なコロナ治療薬
    • 高額療養費の対象となる入院医療費の一部
    食料品・日用品等の配送 終了
    パルスオキシメーター・体温計の貸し出し 終了
    陽性者へ保健所からの連絡 なし
    療養証明書(注意2) 発行されません

    (注意1)令和5年9月30日まで。10月以降は未定です。

    (注意2)令和5年5月7日以前に陽性となった方で、発生届の対象者については療養証明書の発行が可能です。

    感染が疑われる場合の受診・検査

    • のどの痛み、発熱等の症状がある場合は、かかりつけ医等の身近な医療機関に相談してください。
    • 発熱などの診療を行う外来対応医療機関は、岐阜県ホームページで確認できます。
    • 受診する場合は事前に医療機関へ連絡し、受診時はマスクを着用しましょう。
    • 相談先に迷う場合等は、次の相談窓口に電話で連絡してください。

    総合健康相談窓口

    受診の相談、体調急変時の相談

    電話:058-272-8860

    相談時間:毎日24時間

     

    保健所相談窓口

    新型コロナ全般に関し、どこへ相談してよいかわからない場合

    電話:岐阜保健所 058-380-3004

    相談時間:平日午前9時から午後5時まで

     

    陽性と判断された場合の療養期間(外出自粛期間)の考え方

     令和5年5月8日以降、新型コロナ患者は、法律に基づく外出自粛は求められません。外出を控えるかどうかは、個人の判断に委ねられます。

    他の人に感染させるリスクが高い期間

     新型コロナウイルス感染症ではウイルスの排出期間の長さに個人差がありますが、 発症する2日前から発症後10日間ほど、他の人に感染する能力を持ったウイルスを排出していると言われています。

     特に発症後5日間が他の人に感染させるリスクが高いことに注意してください。

     また、排出されるウイルス量は発熱や咳などの症状が軽快するとともに減少しますが、熱が下がり、喉の痛みなどの症状が軽快(症状のピークを過ぎた)後も、一定期間ウイルスを排出すると言われています。

    外出を控えることが推奨される期間

     発症後5日間が他の人に感染させるリスクが高いことから、下記の期間は外出を控えていただくことを推奨します。

    • 発症日(注意1)を0日目として5日間
    • 5日目に症状が続いていた場合は、熱が下がり、痰や喉の痛みなどの症状が軽快して24時間程度が経過するまで

     この期間中に食料品・日用品の買い物などでやむを得ず外出する場合でも、症状がないことを確認し、マスクを着用するなど、感染対策の徹底をお願いします。

     また、症状が重く、なかなか快方に向かわない場合には、新型コロナウイルス感染症と診断をした医師や、かかりつけ医に相談してください。

     なお、学校や職場で個別に定められたルールがある場合には、そちらに従ってください。

     (注意1)無症状の場合は新型コロナウイルス感染症と診断された際の検査の検体採取日を0日目とします。

    感染対策に気をつける期間

     発症後10日間が経過するまでは他の人に感染する能力を持ったウイルスを排出している可能性があるため、マスクの着用や、高齢者等の重症化リスクの高い人との接触は控えるなど、周りの人へうつさないよう感染対策に気をつけてください。

     発症後10日間を過ぎても咳やくしゃみなどの症状が続いている場合には、マスクの着用など咳エチケットをお願いします。

    同居家族が感染した場合

     令和5年5月8日以降、新型コロナ患者の濃厚接触者として特定されることはなくなり、法律に基づく外出自粛は求められません。

     同居家族が新型コロナ陽性と診断された場合には、可能であれば部屋を分け、陽性となったご家族のお世話はできるだけ限られた方で行うことなどに注意してください。

     外出をする場合には、陽性となったご家族の発症日を0日目として、5日間はご自身の体調の変化に注意してください。

     また、7日目までは発症する可能性があるため、手洗い・換気などの基本的な感染対策のほか、マスクの着用や、高齢者等の重症化リスクの高い人との接触を控えるなどの配慮をお願いします。

     症状がみられた場合には、かかりつけ医等の身近な医療機関への受診をご検討ください。

    岐阜県からの情報提供

     岐阜県公式ホームページでは、基本的な感染対策、マスク着用が効果的な場面や療養期間、外出自粛の考え方、患者などへの対応、医療・検査提供体制、サーベイランス(感染動向の把握)、ワクチンなどの情報を掲載しています。ご参照ください。

    岐阜県新型コロナウイルス感染症に関する情報