2022年08月22日
    Q1 し尿浄化槽の維持管理は何故必要でしょうか?
    A1  し尿浄化槽の構造は法律で定められており、正しく使えば基準に適合した処理水が放流されるように設計されています。
     しかし、使い方が悪かったり、適切な維持管理が行われなかったりすると、放流水の水質が悪くなったり悪臭を出したりするため、適切な維持管理を行うことが大切です。
     浄化槽の維持管理は、管理者(使用者)の責任です。
    Q2 浄化槽の保守点検は業者に委託しなければなりませんか?
    A2  浄化槽の保守点検は、法律により技術基準が定められており、この基準を守るためには、専門知識や技術、経験及び専用の機材を必要とします。一般の人では対処が非常に困難であると思われますので、浄化槽管理士の資格がある保守点検業者と契約されることが一般的です。
    Q3 浄化槽法の規定に違反すると処罰されますか?
    A3

     浄化槽管理者に関係する違反行為とその罰則は次のとおりです。
    (抜粋)

    1. 保守点検又は清掃が定められた基準で行われていない場合に、改善措置や10日以内の使用停止が命じられたとき
       6ヶ月以下の懲役又は100万円以下の罰金
    2. 無届け又は虚偽の届けで浄化槽を設置したとき
       3ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金
    3. 行政庁から浄化槽の保守点検や清掃に関して報告を求められた場合、報告をしなかったり又は虚偽の報告をしたとき
      30万円以下の罰金
    4. 行政庁が必要と認めて行う立入検査に際し、この検査を拒んだり妨げたりしたとき
      30万円以下の罰金
    Q4 浄化槽の水質検査は義務付けられていますか?
    A4  浄化槽法で、浄化槽管理者(使用者)は「水質の関する検査」を受けるように定められています。
     浄化槽の機能を正常に保ち、所定の放流水質を維持していくためには、保守点検や清掃が実施されていることが大切です。
    Q5 保守点検を地元の業者と契約していますが、それでも水質検査を受けなければいけませんか?
    A5  浄化槽法により、すべての浄化槽は水質検査を受けるように規定されています。
     この検査は、保守点検や清掃が適切に行われているかどうか検査されるわけですから、保守点検を委託契約されていても、この検査は受けなければいけません。
    Q6 浄化槽の清掃の回数はどれぐらいですか?
    A6  浄化槽の清掃については、少なくても毎年1回以上実施することが義務付けられています。
    Q7 保守点検や清掃を、毎回その都度依頼するのを忘れてしまいそうですが、よい方法はありませんか?
    A7  法定点検、保守点検及び清掃について、一括して契約する方法がありますので、委託されている業者にお尋ねください。