2023年08月03日

    感染症に関連した偏見や差別なくすために

    感染症に関連した人権問題

    感染症に対する知識や理解の不足から、社会生活の様々な場面で、差別やプライバシーの侵害などの人権問題が発生しています。感染者やその家族等に対する偏見や差別をなくすために、感染症についての正しい知識の普及啓発を行い、理解を深めていく必要があります。

     

    エイズについて

    エイズ(後天性免疫不全症候群)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)による感染症です。自覚症状のない状態が10年ほど続いた後、次第に免疫力が低下し、リンパ節の腫脹、発熱などの症状が出現します。性的接触に留意すれば、日常生活で感染する可能性はほとんどありません。治療方法の進歩により、早期発見及び早期治療を適切に行うことで、エイズの発症を予防し、他者への感染リスクも大きく低下させることができます。

     

    詳細や検査方法、相談先については以下のホームページから確認できます。

    エイズについて(岐阜県公式ホームページ)

     

    肝炎について

    肝炎は、その多くがB型、C型肝炎ウイルスによるもので、感染すると本人が気づかないうちに肝硬変や肝がんに進行することがあります。主に血液や体液を介して感染するため、血液や体液が付着した器具を共用しない、血液や体液や傷や粘膜に直接触れることを防ぐ必要があります。一方で、そのほかの普段の生活の中で感染することはありません。

     

    検査方法、陽性者への支援、相談先等については、以下のホームページから確認できます。

     

    そのほかの感染症

    新型コロナウイルス感染症等に感染された方々やその家族、そして治療や生活に携わる医療、介護従事者の皆さんが偏見や差別を受けることがないよう、不確かな情報に惑わされないようにしましょう。

    岐阜県内の感染症の状況は以下のホームページから確認できます。

    感染症情報センター(岐阜県公式ホームページ)