ページの先頭です

愛 City はしま(市長のコラム)第81回

[2021年5月1日]

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

 残念ですが、我が国が世界有数の地震国であることは認めざるを得ません。

 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、戦後最悪の被害をもたらしました。同地震による災害と、福島第一原子力発電所の事故による災害を合わせ「東日本大震災」と名付けられました。同地震のマグニチュードは9.0から9.1で、我が国の観測史上最大規模。震度も、宮城県栗原市で最大7が観測されました。

 日本列島には、東日本大震災以降も、多くの地震が発生しています。(主な地震を列記)

  • 2011年4月7日、東日本大震災の余震 M7.2、震度6強。
  • 2016年4月16日、熊本地震 M7.3、震度7。
  • 2018年6月18日、大阪府北部地震 M7.2、震度6強。
  • 2018年9月6日、北海道胆振東部地震 M6.7、震度7。
  • 2021年3月20日、東日本大震災の余震 M6.9、震度5強。

 日本列島は、海側の太平洋プレートとフィリピン海プレートと、陸側のユーラシアプレートと北米プレートとが、接する境界に位置しています。海側の2つのプレートは、毎年数センチの速さで日本列島の下に潜り込みます。その動きに引きずられ、陸側のプレートが耐え切れなくなると、現状に戻ろうとして反応。太平洋側に巨大地震を発生させます。

 2021年1月、政府の地震調査委員会は、地震発生確率の最新研究結果を発表しました。その中で、羽島市に最も影響の大きい南海トラフは、今後30年以内の発生確率が70%から80%。マグニチュードは8から9と予想されました。

 南海トラフには、東海・東南海・南海の3つの震源域があります。仮に三震源地震が連動した場合には、沿岸部に最大34メートルの津波が襲来。過去の試算では、20万人以上の犠牲者が出るとのデータも発表されています。

 地震の発生は人智を以っても、とどめることは困難です。加えて、我が国のいずれかで地震以外の風水害が毎年、発生しています。

 国においては、東日本大震災以上の財政的支援を行うことは、極めて難しい状況に陥っていると思います。今こそ、新たな社会資本投資に限られた財源を投入するのではなく、各地の人口推計を適切に把握。将来的にも必要性の高い、現存する社会インフラの長寿命化に特化した政策に転換すべきと考えます。


ご意見をお聞かせください

  • このページは役に立ちましたか?

  • このページは見つけやすかったですか?