[2019年2月1日]
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先日、朝のニュース番組で、4月後半からの10連休(プラチナウイーク)にまつわる特集をしていました。
長期間の休みが取れるため、海外でも遠隔地のヨーロッパ旅行や、客船を利用したクルージングに人気が集中。すでに、予約でいっぱいになっている。
その一方、生鮮食料品を取り扱うスーパーマーケットでは、仕入れ数量の予測が難しい、長期の休みは客足の減少につながり、売り上げ減が心配される等の声が挙がっている。
パート職員として働いている方からは、就業日数が削減されることから収入が大幅に減り、生活が厳しくなる等の意見があると、紹介されました。
以上、特集とは謳ってありましたが、数分程度の放送でした。解説委員とアナウンサーのやり取りは、10連休に対する批判に偏るコメントがほとんどのように感じました。まとめの言葉も「早急な対応が求められます」でした。
早急なる対応といっても、準備の時間は限られています。かつてなかった10連休が決まってから、時間はいくらでもありました。さまざまな情報収集のツールを持っているマスメディアであれば、問題点を的確に把握して取材する余裕はあったはずです。さらに、課題を解決する対応策についても提示や言及し、民意に問うのが使命ではないでしょうか。
あくまで私の主観ですが、近年のマスメディアの報道のあり方は、取材する側の偏向した思想によって、作り上げられている感がします。政事には、賛成があれば、必ず反対の声が挙がります。また、分からないという回答をされる方も、いらっしゃいます。
そんな中で、記者やディレクターが、先入観であったり、個人的なイデオロギーに基づき、浅薄な報道にはしる風潮を危惧します。マスメディアには、事件の経緯や問題点に関する法律的な裏付けの確認、意思形成過程の正確な検証等を客観的に捕捉する、真摯な姿勢が求められます。今後とも、安易な番組作りには、さまざまな機会を通し、警鐘を鳴らし
ていきたいと思います。
羽島市では、10連休の対応に関する調整を進めています。休日診療体制については、市医師会のご協力をいただき、当番体制を整える手はずとしています。ごみの搬出についても、全日、通常どおりの期日で収集を行います。市内公共施設の休業等その他の事柄についても、早めに周知に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
羽島市役所市長室秘書広報課
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