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愛 City はしま(市長のコラム) 第30回

[2016年6月1日]

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愛 City はしま(市長のコラム) 第30回

 5月6日から市役所本庁舎2階の窓口をローカウンター化しました。手続きやお問い合わせでお越しになった際、椅子に座っていただく改修を行ったのは市民課、保険年金課、税務課、収納課です。

 同庁舎は、昭和34年に完成しており、建設後57年が経過しています。基礎杭は松の木といわれ、蓮田の上に建てられたと伺っています。外観は、南北いずれから眺めても正面に見える建物で、昭和を代表する建物の一つに数えられています。しかし、公共施設として長寿命化を図るには、建物の老朽度合いに応じた修復を加える必要があります。当市では、修繕を長年行ってこなかったことから、耐震補強を含めた大規模改修を行うには、建物自体が耐えられない状況にあると危惧されます。

 建物の耐震度を評価する指数を、IS値といいます。通常、公共施設として使用するIS値下限は、0.6とされています。現在、市の施設で下限値を下回っているのは、市役所本庁舎と教育委員会事務局建物の2カ所です。以上のような状況を引き継いだ私は、小中学校の校舎耐震補強を最優先に進め、平成26年度に整備完了。27年度には、体育館のつり天井、照明機器等の非構造部材の耐震工事を行い、避難所として利用できる学校施設の耐震化を済ませました。

 また、発災時に市役所機能を継続する対策も、全く行われてこなかったことから、庁舎敷地内にIS値1.5の堅牢な情報・防災庁舎を建設しました。同庁舎には、市業務に関わる電子情報基地局を中庁舎から移すとともに、防災システムの監視・連絡機能等を集約。27年4月から稼動しています。その稼動に合わせ、IS値0.1という劣悪な状況で使用していた水道部を、中庁舎に移転しました。

 さらに深刻だったのは、市長就任時において市役所建て替えに関する目的基金が「ゼロ」だったことです。通常、庁舎老朽化が懸念される自治体は、修復や建て替え費用を目的基金として積み立てます。当市の場合、それすら対応がしてありませんでした。通常のご家庭でも、離れを建てたり家屋を改修する際は、計画的に建築資金をため、ローンが組める状態への準備をされるものです。

 そこで、厳しい財政状況の中でしたが、庁舎建て替えが必須課題であるという情報発信の意図も含め、1億5,000万円の基金を積み立てました。

 当市の財政面からも、具体的に庁舎をいつ、どこでというような議論を一挙に進める段階ではありません。しかし、現庁舎の専門的な検証をはじめ、将来への方向性を見定める時期に至っています。今後、検討組織の立ち上げを進め、議論を深めてまいりますので、ご理解を願います。

 

 

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