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ふるさと歴史散歩 05 「神話を伝える隠居獅子(いんきょじし)」

[2010年7月31日]

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神話を伝える隠居獅子

 天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、弟の須佐之男命(すさのおのみこと)の乱暴が高じて、神御衣(かむみそ)を織らせている忌服屋(いみはたや)に天斑馬(あめのぶちごま)を逆剥ぎにして投げ込むと、ついに怒って天岩戸(あまのいわと)へ籠もられました。すると天地は暗黒となり、わざわいが起こりました。八百万(やおよろず)の神々は、さまざまな策を講じ、天宇受売命(あめのうずめのみこと)があられもない姿で踊ると、大御神は少し岩戸を開かれ、天手力男神(あめのたちからおのかみ)が御手をとって外へ導きだすと、再び天地は明るくなったという天石窟戸(あめのいわやど)神話があります。

 下中町石田の正専寺には、この神話の中で天宇受売命が踊ったとき、楽器として用いたという獅子頭が保存されています。養老元年(717年)に箒星(ほうきぼし)が現れて厄難が起こったとき、石田村ではその獅子頭の中の一頭を拝領して祈ったら、厄難は消え去ったそうです。また、昔の村祭では、この霊頭で隠居獅子という獅子舞をし、隣の八神村の神社までねり歩いたといいます。この獅子頭は、後代の作のようですが、獅子舞をするときに被う古雅な胴幕も保存されています。(N)

獅子頭

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