愛 City はしま(市長のコラム) 第45回

[2017年11月1日]

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愛 City はしま(市長のコラム) 第45回

 錦秋の候。羽島市の花「美濃菊」が、見頃を迎えます。

 今年から、羽島市美濃菊展は、不二羽島文化センターで開かれます。開催期間も、昨年までの2日間から3日間となり、11月2日から4日まで開催。丹精込めた菊花が、会場を彩ります。

 全国的にも名だたる羽島市発祥の美濃菊のルーツは、市北部に自生していた野菊であると伝えられています。また、今日までの歴史についても、複数の説があります。いずれにしても、先人の手により、長年、品種改良や栽培方法の研究が重ねられ、当代随一の菊花と謳われるほど、数多くの品種が作り出されてきました。

 あまたの美濃菊作りの功労者の中でも、傑出した名人は、太田正吾さんです。太田さんは、元治元年(1864年)正木村森に生まれ、92歳で亡くなられるまで、76年にわたり、美濃菊の改良に力を注がれました。太田さんが昭和5年に発表された黄金殿は、華麗な美濃菊の代表品種として、今でも愛好家の人気を博しています。

 このような郷土の誇り、美濃菊を守り伝えていくため、羽島市美濃菊保存会の方々が、栽培方法の普及に努めておられます。その甲斐あって、近年、美濃菊の育成を手掛けられる老人クラブや、地域グループが増加してきました。また、羽島特別支援学校の生徒さんも、先生と一緒に栽培に取り組まれるようになりました。

 さらに、岐阜県揖斐川町出身の皇室制度文化史研究者として名高い、京都産業大学名誉教授、所功先生とは昨年12月、今年の9月の2回、お目にかかり、美濃菊談義に花を咲かせました。所先生からは、市民の方々への啓蒙に加え、羽島市の資源としてストーリー性のある展開を図るようにと、助言もいただきました。

 花の色にとらわれない、菊の代表的な花言葉は「高貴」「高潔」「高尚」等です。菊花紋については、鎌倉時代、後鳥羽上皇が正式に皇室の紋章として採り入れられ、爾来、多くの武家の家紋としても使われてきました。現在でも、我が国発行の旅券の表紙には「十六一重表菊」をデザイン化したものが使われています。

 まさに菊は、桜と並び、国の花に準じた扱いを受けているといっても、過言ではありません。そのような思いも心に、今年の美濃菊展に、多数、お越しください。

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