2023年04月01日 生ごみには、水分が多く含まれています。これは、可燃ごみ量の増加につながっており、焼却処理にも多くの燃料が必要となります。 生ごみの水分をよく切ってから出すことが大切ですが、各家庭で生ごみを処理する方法もあります。 その一つの方法が、「ダンボールコンポスト」です。ダンボール箱を使って生ごみを堆肥に変えるこの方法は、家庭でできる環境対策です。ごみの減量化につながるとともに、すべてを土に還す自然のサイクルとなります。 ダンボールコンポストのつくり方 ダンボール箱に生ごみを入れて「たい肥化」する「ダンボールコンポスト」のつくり方についてご紹介します。 準備するもの ダンボール箱 1箱 底敷用ダンボール 1枚 基材(ピートモス15リットル、くんたん10リットル) ガムテープ(クラフトテープ) 虫除けカバー(Tシャツでも代用可能) ダンボール箱をのせる台(風通しのよいもの) 新聞紙 スコップ 温度計 霧吹き つくり方 ダンボール箱の底など、つぎ目をすべてガムテープでふさぎます。 箱の底に下敷き用のダンボールを一枚敷き、底を二重にします。 基材のピートモスと、くんたんを3対2(15リットルと10リットル)の割合でダンボール箱の中に入れ、よくかき混ぜます。 ダンボール箱を設置します。(設置する場所は、雨が当たらず、風通しがよい場所が適しています。また、直接地面にダンボールを置くと、底が湿気で抜けてしまうため、網目状の台の上にのせてください。) スコップで基材の中心あたりに穴を掘り、生ごみを投入します。 一日の目安は、三角コーナー1杯分(200グラムから500グラム)です。 生ごみ投入のコツ 生ごみを投入する前に、前日入れた生ごみと基材をよくかき混ぜ、中心部に穴を掘り、そこに生ごみを投入します。入れる前にかき混ぜて穴を掘る「混ぜ埋め方式」で行ってください。全体をかき混ぜると、ダンボールの強度が悪くなるため、生ごみの周りをかき混ぜる程度にしてください。 虫除けのカバーをかぶせます。 3ヶ月程度生ごみを入れ続けてください。 3ヶ月経過後、もしくはアンモニア臭がしてきたら、生ごみを入れるのをやめてください。→「熟成期間」にはいります。 週に1回500ミリリットルから1リットルの水分補給とかき混ぜを行います。これを3週間ほど続けると完成です。水を入れても温度が上がらなければ、堆肥として使えます。 羽島市公式You Tubeチャンネルでも動画を公開しています。Let's Try ダンボールコンポスト